18歳の頃、ミスターバイクBGにて、長期連載していたレストアページを書いていた頃のもの。
Suzuki Colleda ST125
東京農耕大にコイツはいた。
「武藤、地面に半分くらい埋まってる、変なバイクあるぞ」って、先輩からCall。
見に行った。
ほんとに埋まってる・・・。
見たこと無いぞ・・・外車かな?
とりあえず、そのバイクの埋まってる、とある部室の学生に聞いた。
「くれる?」
「邪魔だからあげる」
成立。
すぐに軽トラ借りてきて、当時住んでいた吉祥寺の秘密の空き家に持って帰った。
とりあえず・・・だめそうだなぁ・・・
そのときバイトしていた「ミスターバイクBG」の編集長さんに、
生まれて初めて書いた「企画書」を見せた。
「直るの、これ?」
「直すんです」
「じゃあ、やってみて。つまんなかったらやめればいいから」
「はい、やってみます」
そんなこんなではじまった初連載。
当時収入 3万円/月 でしたから、たいしたレストアはできないと思った。
すぐに打ち切りだな・・・みんなそう思っていたに違いない。
ってか、目がそうだった(笑)。
でも、毎月4ページ、4年半以上連載は続いた。
最終的には、このバイクの開発者の方や、
当時製造にかかわったオジサンたちに、
「このコレダ(バイクの名前)はもう本社にも残ってないから、がんばってね」
な~んていわれちゃったもんだから、コツコツレストアしてました。
本社からマイクロフィルムまで送ってくれてね、そりゃぁお世話になりましたよ。
レストアしてるときは、いろんな人たちの記憶や知識や技術や、
なんか気持ちみたいなのを詰め込みました、みたいな。
一台のバイクを4年間動かすことを夢見て、よくやりました。
レストアが終わって、混合ガソリンをタンクに入れて、
キックした。
白煙モクモク。
いいねぇ、昔のバイクはイイ。
音もイイ。 Noise もイイ。
その後、モーターサイクルショーに出展しました。
動かなきゃバイクじゃない?
走ってナンボ?
わかってねーな、動かなくてもバイクはバイク。
動かないバイクに気持ちを乗せて、
夢の中で走らせるっていう贅沢を知らないのかい、チミは?
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